旅行するのに、少しでも旅費を安く抑えられないか!?
そんなことを考えたことありませんか?
私は鉄道旅人なので、少しでも安く旅費を抑えられないか、というのが鉄道旅のテーマのひとつです。
そこで、J-WESTカードを作ることにしました。
J-WESTカードはJR西日本が発行しているクレジットカードです。
JR西日本のインターネット予約サービスで、J-WESTカードを決済カードにすると、JR西日本・JR四国・JR九州の特急料金が割引になるのです。
J-WESTカードには年会費のかかる「エクスプレス」と年会費のかからない「ベーシック」があります。
私は年会費のかからない「ベーシック」を選びました。
この記事では、J-WESTカード(ベーシック)を6年半使ってみて感じたことを書いています。
JR西日本・JR四国・JR九州の特急料金が割引になる
J-WESTカードを作った一番の理由はこれです。
JR西日本のインターネット予約サービス「e5489(いいごよやく)」できっぷを買うとき、決済カードをJ-WESTカードにすると、JR西日本・JR四国・JR九州の特急券を割引金額で買うことができます。
「eきっぷ」というトクトクきっぷになります。
どれくらい割引されるかというと、
- 大阪~金沢(特急サンダーバード号):指定席2,950円→2,340円/自由席2,420円→2,340円
- 大阪~博多(新幹線のぞみ号):指定席5,810円→3,700円/自由席4,960円→3,700円
- 大阪~鹿児島中央(新幹線みずほ号):指定席10,310円→8,200円/自由席9,460円→8,200円
乗車区間にもよりますが、在来線特急で約600円、新幹線で約2,000円、指定席料金が安くなります。
私は、山陽新幹線と九州新幹線のきっぷを買うときに、よく利用しました。
「eきっぷ」は基本的に指定席の料金と自由席の料金が同じ額なので、指定席券を買ったほうがお得です。
ただし、近距離(新大阪~新神戸とか)だと、「eきっぷ」でも指定席より自由席のほうが安くなりますし、区間によっては、自由席の料金が「通常のきっぷ」も「eきっぷ」も同じ値段になる場合があります。
また、新幹線と在来線特急等で乗継割引が適用されるとき、組み合わせによっては、通常のきっぷのほうが安くなる場合があります。
例えば、新大阪~出雲市を旅行する場合、新大阪~岡山を新幹線、岡山~出雲市を在来線特急利用としたとき、新大阪~岡山の新幹線を自由席にすると、「eきっぷ」より「通常のきっぷ」のほうが安くなります。
ちなみに、サンライズ瀬戸・出雲のノビノビ座席には割引がありません。
東海道新幹線(東京~新大阪)はJR東海なので割引がありません。
J-WESTカードでも「エクスプレス」だと東海道新幹線も割引があります。
新大阪~東京で1,100円安くなります。
ただし、年会費1,000円(税抜き)がかかります。
東海道新幹線を年に1往復でも利用する人はお得になりますが、東海道新幹線を年に1度も利用しない人は、お得ではありません。
J-WESTカード(ベーシック)は年会費が無料、ただし条件あり
J-WESTカード(ベーシック)は年会費が無料です。
ただし、条件があります。
初年度は年会費無料。2年目以降は、前年にショッピングでのカード利用が一度もなければ、1000円(税抜き)の年会費がかかります。
前年にショッピング利用があれば、2年目以降も年会費無料になります。
1年間のうちに1回でも特急券を買えば翌年の年会費が無料です。
私は、スマートICOCAのチャージをJ-WESTカード決済にしています。
電車に乗ったり、コンビニで買い物するときなど、スマートICOCAで支払いしているので、ほぼ毎月1回チャージしています。
なので、年会費を払ったことはありません。
J-WESTカード提示で京都鉄道博物館の入館料が10%割引
これについては、京都鉄道博物館がオープン後、しばらくたってから知りました。
なので、何回かは通常料金で入館しています。
しまった!と思いましたが。。
自動券売機で10%引きの入館券を購入し、入館時に入館券とJ-WESTカードを提示すれば入れます。
他にも京都鉄道博物館と同様、割引になる施設がありますが、他の施設については、ほとんど利用しない施設なので、さほどメリットではありません。
割引や特典が受けられる施設は↓
https://www.jr-odekake.net/j-west/privilege/storelist/#a_shopping
J-WESTポイントの使い勝手が悪い
J-WESTカードを使っていて、デメリットというか、いちばん使い勝手が悪いと思うのは、ポイント(J-WESTポイント)に有効期限があることです。
他のポイントサービスでよくある「ポイント最終利用日(獲得・利用)があってから1年間有効」ではありません。
ポイントの有効期限は獲得した年度の翌年度末(3月末日)まで。
https://www.jr-odekake.net/j-west/point/#jwestpointlimit
「年度」というのがミソです。
つまり、こういうことです。↓
- 2018年4月1日にポイントを獲得→2020年3月31日まで有効
- 2019年3月31日にポイントを獲得→2020年3月31日まで有効
3月31日に獲得したポイントは、1年間しか有効期限がありません。
実質、期間限定ポイントです。
期間限定ポイントほど使い勝手の悪いポイントはありません。
J-WESTカードをメインカードにしていないので、カード利用が少なくポイントが貯まりにくいので、余計にそう思います。
収入が激減して旅もしていないので、今は、きっぷを買うこともありません。
J-WESTカードの利用といえば、スマートICOCAのチャージくらい。
J-WESTポイントが1000ポイント貯まれば、スマートICOCAにポイントチャージできるのですが、1000ポイント貯まる前に期限切れで失効する可能性もあります。
1000ポイント未満で交換できる商品もありますが、あまり魅力的な商品がありません。
以前は鉄道利用でJ-WESTポイントが貯まっていました。
ところが、2018年10月から鉄道利用ではJ-WESTポイントが貯まらなくなりました。
代わりにICOCAポイントが貯まるようになったというものの、鉄道利用でJ-WESTポイントが貯まらなくなり、結果、J-WESTポイントの貯まるペースが落ちました。
ポイント還元は通常0.5%、利用施設により2倍(1.0%)、3倍(1.5%)になることがあります。↓
https://www.jr-odekake.net/j-west/point/bpoint/
ただ、 その施設も頻繁に利用する施設ではありません。
利用する可能性のある店舗をチェックしておいて、その施設で買い物をするときはJ-WESTカードを利用するようにすれば、よいのかもしれません。
まとめ:J-WESTカードを6年半使った感想
旅費を少しでも安く抑えたいとの思いから、J-WESTカードを作りました。
JR西日本のネット予約で、山陽新幹線と九州新幹線を通常より安い値段で利用できたのが、一番よかったです。
また、京都鉄道博物館を10%割引で入館できるのもメリットですね。もう少し早く知りたかった。
ポイントの使い勝手が悪いのが、いちばんのデメリットです。
期間限定のポイントは、ちょっと頂けない。
なんとか1000ポイントためて、スマートICOCAにポイントチャージしようと目指しています。