JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい号」に乗りました。
乗車区間は肥薩線の吉松駅から人吉駅まで。
列車名としては「しんぺい4号」。
もともと肥薩線乗車が目的で、たまたま「いさぶろう・しんぺい号」に乗ることになったのですが、実際に乗ってみて、この列車はこんなサービスをしてるのかと初めて知りました。
ということで、この記事は「しんぺい4号」の乗車記です。
しんぺい4号の自由席に乗車
乗車したのは「しんぺい4号」の自由席。
乗車日は2014年12月で、このときは特急ではなく普通列車でした。
乗車区間は吉松駅から人吉駅まで。
吉松行きが「いさぶろう号」で人吉行きが「しんぺい号」となります。
利用したきっぷはJR九州の「旅名人の九州満喫きっぷ」。
指定席券を持っていなかったので、自由席に乗車しました。
自由席は1編成にロングシート6席分のみ。
クロスシートは全て指定席です。
初め、クロスシートに座りましたが、アテンダントさんに聞くと指定席と言われ、慌てて自由席へ移りました。
車内にテレビモニターがあり、前方からの車窓を楽しむことができます。
停車駅ごとに途中下車、そして見学
「いさぶろう・しんぺい号」は停車駅ごとに下車することができました。
なので、駅に停車するたびに列車を降りて駅を見学しました。
このサービスが「いさぶろう・しんぺい号」の特徴のひとつなんですね。
途中の停車駅は、真幸駅、矢岳駅、大畑駅。
真幸駅と大畑駅はスイッチバックになっており、進行方向が変わるたびに運転士さんが車内を行ったり来たりします。
運転士さん、忙しい。
真幸(まさき)駅
真幸は「まさき」と読みます。
真幸駅ではホームから手を振ってお見送りをして頂きました。
真幸駅~矢岳駅間に「日本三大車窓」と呼ばれる絶景が見られます。
矢岳(やたけ)駅
矢岳駅には蒸気機関車D51-170が展示されています。
大畑(おこば)駅
大畑は「おこば」と読みます。
知らなければ「おおはた」と読みそうです。
吉松駅から人吉駅まで乗車
「しんぺい4号」へは吉松駅から人吉駅まで乗車しました。
2014年時点での「いさぶろう・しんぺい号」の運転区間は人吉~吉松間でしたが、現在では「いさぶろう1号」「しんぺい4号」は熊本~人吉間が延伸され、熊本~吉松間となっています。
「いさぶろう・しんぺい号」は普通列車でしたが、2017年3月、特急に格上げされました(熊本~人吉間が特急、人吉~吉松間は普通列車)。
吉松駅
人吉駅
さいごに
普通列車時代の「いさぶろう・しんぺい号(しんぺい4号)」に乗車したのですが、途中の停車駅すべてで下車するシステムはすごいなと思いました。
「いさぶろう・しんぺい号」は知っていましたが、詳しくは知らなかったので驚きました。
今回の乗車は「いさぶろう・しんぺい号」の乗車が目的ではなく、肥薩線の乗車距離を延ばすために選んだ列車が、たまたま「しんぺい4号」だったというだけで、特に予備知識もなく乗車して、ちょっとびっくりした次第です。
さすが観光列車。
ちなみに「いさぶろう・しんぺい号」は、大雨の影響による肥薩線不通に伴い、2020年7月4日より運休となっています。