トワイライトエクスプレスを題材にしたテレビドラマ「終着駅ートワイライトエクスプレスの恋」。
動画サービス Hulu / フールー で、たまたま見つけたので見てみました。
そこで、トワイライトエクスプレス車内での撮影について疑問がふたつ。
ひとつ目は、トワイライトエクスプレス一編成をまるまる貸切ったのか?
ふたつ目は、トワイライトエクスプレス車内での撮影は、すべて実車内での撮影だったのか?
その疑問の答えが、JR西日本の「終着駅ートワイライトエクスプレスの恋」のページで解決したので、まとめてみました。
トワイライトエクスプレス一編成まるまる貸切った?
いちばんの疑問は、トワイライトエクスプレスを撮影のために一編成まるまる貸切ったのか?ということ。
通常営業の列車内でのドラマ撮影は無理があります。
以前、北九州の門司港へ行ったときに、映画のロケに遭遇しました。
規制線のようなものが張られていて、撮影場所に近づけないようになっていました。
なので、一般の乗客がいる中でのドラマ撮影は到底無理だと思いました。
トワイライトに乗車したとき、鉄道雑誌の取材に遭遇したことはありましたが、映画やドラマの撮影とはわけがちがいます。
それ以前に、1号車1番展望スイートのきっぷが都合よく取れるかわかりません。
1-1展望スイートでの旅行という設定なのに、きっぷが取れなければ、ドラマ自体が成り立ちません。
ということで、撮影のためにわざわざトワイライトエクスプレスを一編成貸切ったのか?と思いました。
撮影のための臨時列車を走らせた
JR西日本の「終着駅ートワイライトエクスプレスの恋」のページによると、撮影のための臨時列車を走らせたとのことでした。
しかも、大阪~糸魚川を2往復する特別なダイヤを設定したそうです。
ドラマのために、そこまでするとはすごい。
ちなみに撮影で使用されたトワイライトエクスプレスは第一編成でした。
やはり、一般の乗客がいる通常営業の列車内での撮影は無理ですね。
乗客は俳優とエキストラのようです。
車掌と食堂車クルーも俳優のようですね。
もしかしたら、本物が混じってるかも?と思いましたが、知った顔はいませんでした。
ただ、画面に登場しない本物の車掌はいたと思います。
また、食堂車の厨房スタッフは本物ではないでしょうか?
一部のシーンでスタジオ内セットを使用
トワイライトエクスプレス車内での撮影は、すべて実車内の撮影なのか?
これも疑問に思いました。
アングル的に限界があると思ったからです。
JR西日本の「終着駅ートワイライトエクスプレスの恋」のページによると、一部のシーンでスタジオ内セットが使われたようです。
セットは、1号車のスイートルームと通路。
ドラマを見ても、どのシーンがセットでどのシーンが本物の車内か見分けがつきませんでした。
さすがだなと思いました。
ほとんどは、実際のトワイライトエクスプレス車内での撮影だったようです。
ドラマで登場したのは、1号車展望スイート、3号車食堂車、4号車サロンカー、7号車ミニロビー。
あと、中山美穂が7号車から1号車へ向かって通路を駆けるときの7号車か6号車の通路。
走行中だけでなく車両基地に留置して、窓の外に暗幕を貼って夜間のシーンの撮影もあったようです。
さいごに
トワイライトエクスプレスを題材にしたテレビドラマ「終着駅ートワイライトエクスプレスの恋」を見て、
撮影のために一編成まるまる貸切ったのか? 撮影はすべてトワイライト車内で行われたのか?
疑問に思っていたことが解消されました。
ただ、1号車1番の展望スイート室内になんとなく違和感を覚えるなと思ったら、シャワー室扉横の鏡と電話や空調等の操作パネルの扉に目張りがしてありました。
カメラや機材、撮影スタッフの映り込み防止のためだったのでしょう。