14系・24系の保存車両はどこにある?

国鉄車両
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寝台列車がほとんど廃止されて久しい。

残っているのはサンライズ瀬戸・出雲のみ。

個人的に581系・583系だけでなく、24系の関西~九州のブルートレインにもよく乗っていました。

特に「明星」。

寝台列車の廃止が進む中、残っている寝台列車にすべて乗ろうという計画を立て、14系・24系については、「日本海」、「北陸」、「あけぼの」、「トワイライトエクスプレス」、「北斗星」、「はまなす」に乗ることができました。

現在、京都鉄道博物館と九州鉄道記念館に14系と24系の客車が保存展示されていますが、ほかに14系・24系客車が保存されているところはないか? 調べてみました。

ブルートレインたらぎ

熊本県球磨郡多良木町のくま川鉄道・多良木駅前にあるブルートレインたらぎ

14系車両が3両(オハネ15-2003、オハネ15-6、スハネフ14-3)保存されています。

これらは簡易宿泊施設として利用されています。

小坂鉄道レールパーク

秋田県鹿角郡小坂町にある小坂鉄道レールパーク

小坂鉄道レールパーク内の宿泊施設「ブルートレインあけぼの」として、24系車両が4両(オハネフ24-12、スロネ24-551、オハネ24-555、カニ24-511)が動態保存されています。

宿泊客は動くブルートレインに乗ることができます。

小坂鉄道レールパークは旧小坂鉄道の線路と設備を利用した複合施設です。

ふれあいらんど岩泉

オハネ25-151(日本海乗車時)
オハネ25-151(日本海乗車時)
オハネフ25-121(日本海乗車時)
オハネフ25-121(日本海乗車時)

岩手県下閉伊郡岩泉町のふれあいらんど岩泉

ふれあいらんど岩泉内に宿泊施設「ブルートレイン日本海」として24系車両が3両(オロネ24-5、オハネ25-151、オハネフ25-121)保存されています。

下吉田駅ブルートレインテラス

山梨県下吉田市の富士急行・下吉田駅構内にある下吉田駅ブルートレインテラスに14系車両1両(スハネフ14-20)が展示保存されています。

こちらは土日祝日のみ車内開放されています。

ポッポの丘

オロネ24-2(日本海乗車時)
オロネ24-2(日本海乗車時)

千葉県いすみ市にあるポッポの丘に24系車両が2両(オハネフ24-2オロネ24-2)保存されています。

こちらは原則、車内非公開ですが、土日のスタッフ常駐時のみ車内公開されるようです。

那珂川清流鉄道保存会

栃木県那須烏山市にある那珂川清流鉄道保存会に14系車両が3両(スハネフ14-35オロネ14-703スハネ14-703)保存されています。

保存車両は一般公開されています。

那珂川清流鉄道保存会は、廃車となった鉄道車両の収集と保存活動をしている団体です。

ザ・ヒロサワ・シティ

スシ24-505(札幌駅にて)
スシ24-505(札幌駅にて)

茨城県筑西市にあるテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」。

ザ・ヒロサワ・シティ内にあるレールパークに24系車両が4両(オロハネ24-551オハネフ25-12スシ24-505オハ25-503)保存されています。

こちらは車内見学不可となっています。

日田天領水の里 元氣の駅

大分県日田市にある日田天領水の里 元氣の駅

日田天領水の里 元氣の駅内にある「寝台特急富士展示場」に14系車両が2両(オロネ15-3005、スハネフ14-5)保存されています。

こちらは車内見学可能です。

※2021年8月、機関車(ED76-91)とともに解体・撤去されました。

ららぽーと新三郷

埼玉県三郷市にあるショッピングモール「ららぽーと新三郷」に24系車両が2両(オハフ25-901、オシ25-901)保存されています。

こちらの2両は「夢空間」車両です。

オハフ25-901(ラウンジカー)は車内に入れますが、オシ25-901(ダイニングカー)は車内に入れません。

フレンチレストラン アタゴール

オロネ25-901(尾久駅にて)

東京都江東区木場にあるフレンチレストラン「アタゴール」に24系車両が1両(オロネ25-901)レストランの施設として利用されています。

こちらは「夢空間」車両です。

レストランの敷地内にあり、レストラン利用客は車内に入れるようです。

ベーカリーレストラン グランシャリオ

埼玉県川口市にあるピュアビレッジ

ピュアビレッジに24系車両が1両(スシ24-504)「ベーカリーレストラン グランシャリオ」として利用されています。

茂辺地北斗星広場

茂辺地北斗星広場の列車内広告
茂辺地北斗星広場の列車内広告

北海道北斗市茂辺地にある茂辺地北斗星広場に24系車両が2両(オハネフ25-2、スハネ25-501)保存されています。

こちらは、4~11月の土日祝日に車内見学できるようです。

どうやら外観の状態はよくないようです。

茂辺地北斗星広場へは、道南いさりび鉄道・茂辺地駅から徒歩約5分。

肥薩おれんじ鉄道・阿久根駅前

阿久根駅前のオハネフ25-2209とオハネフ25-206)
阿久根駅前にて

鹿児島県阿久根市の肥薩おれんじ鉄道・阿久根駅前に24系車両が2両(オハネフ25-2209、オハネフ25-206)ライダーハウス「あくねツーリングSTAYsion」として利用されていました。

簡易宿泊施設として営業していましたが、その後閉鎖。

「あくねツーリングSTAYsion」閉鎖後も阿久根駅前に留置(放置?)されたままです。

そこで、香川県善通寺市のうどん店「岸井うどん」が、この2両を鹿児島から香川へ移設するべくクラウドファンディング。⇒リベンジ!寝台特急「なは」B寝台車両、同時輸送を叶えたい

店の隣に設置して、ゆくゆくは宿泊施設としてよみがえらせたいそうです。

京都鉄道博物館

京都鉄道博物館のオハ25-551
京都鉄道博物館にて

京都鉄道博物館に24系車両が5両(オロネ24-4、スロネフ25-501、スシ24-1、オハ25-551、カニ24-12)保存されています。

5両のうち4両はトワイライトエクスプレス車両です。

こちらは車内見学不可ですが、イベントとして土日に車内公開されることがあります。

九州鉄道記念館

九州鉄道記念館のスハネフ14-11
九州鉄道記念館にて

北九州市門司区にある九州鉄道記念館に14系車両が1両(スハネフ14-11)保存されています。

こちらは車内見学可能です。

さいごに

京都鉄道博物館と九州鉄道記念館のほかにも14系・24系客車の保存車両がありました。

しっかりメンテナンスされていて、キレイに保存されている車両。

レストランや宿泊施設として有効利用されている車両。

放置されたまま塗装が痛んで廃墟のような車両。

日本各地に14系・24系の保存車両があることがわかりました。

それにしても、ほったらかしで見るからに痛々しい車両は、解体されるのと同じくらい寂しいですね。

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