上野駅の13番線ホームと14番線ホームの間にあるホームをリニューアル後に見に行きました。
上野駅13番線といえば、かつて上野駅発着の寝台列車で賑わっていましたね。
私が上野駅発着の寝台列車で乗ったことがあるのは、「北陸」、「あけぼの」、「北斗星」、「カシオペア」です。
このうち上野発の寝台列車で乗車したことがあるのは「あけぼの」だけ。
あとはすべて上野駅着の列車でした。
ちなみに「あけぼの」は上野駅発と上野駅着の往復での乗車でした。
さて、上野駅の13番線と14番線の間にあるホーム、これはいったいなんのためにあるんだろう?と疑問に思っていました。
元々は荷物の積み下ろし専用のホームだったそうです。
荷物扱いがなくなってからでしょうか、13番線と14番線の間のホームには
寝台列車のヘッドマークが描かれていました。
(以上2016年3月撮影)
この13番線と14番線の間のホームが、豪華寝台特急「四季島」専用のホームとしてリニューアルされたとのことで、リニューアル後、初めて見に行きました。
「新たな旅立ちの13.5番線ホーム」と名付けられているそうです。
上野発着の寝台列車が全廃され、すっかり寂しくなった13番線ホームを行ったり来たりしながら、新しくなった13.5番線ホームを眺めました。
あの1画だけは、まるで別世界のように見えます。
13番線のトイレもしゃれた感じに改装されたなと思っていたら、トイレではありませんでした。
「四季島」の乗客専用のラウンジでした。
トイレは14・15番線ホームの延長線上あたりに、こちらもまたしゃれた感じに改装されて移動していました。
もとワイン店があった場所です。
五ツ星広場はこのあたりだったでしょうか?
痕跡すらなくなっていました。
ときどき駅員が行ったり来たりしていたので、何か来るのかな?と思っていたら、ひとりの駅員から「このホームを閉鎖するので出てください」と言われました。
寝台列車の運行がなくなり、上野駅13番線ホームの夜は早くなったのか!?
そう思いました。
しばらくすると、13番線の電光掲示板に「四季島」の文字が。
なるほど、それで関係者以外は入れないようにしていたんですね。
せっかく上野まで来たし、次いつ見れるかわからないので、向い側の14番線ホームで「四季島」が入線してくるのを待っていました。
15分後、「四季島」が入線してきました。
多くの人が「四季島」の写真を撮っていました。
14番線に電車が停車していたので、「四季島」の姿は隠れて見えませんでしたが、電車が発車し、「四季島」はその姿を現しました。
「四季島」の乗客がクルーに案内されながら13.5番線ホームのゲートを通ってラウンジのほうへ向かって行きました。
私はきっと一生「四季島」に乗ることも、13.5番線ホームに足を踏み入れることもゲートを通り抜けることもないだろうなと思いながら。
しばらく停車していたので、外からじっくりと眺め、回送列車として
発車するのを見送りました。
13.5番線ホームを見に行っただけのつもりが、思いもよらず「四季島」まで見ることができてラッキーでした。
(2018年6月訪問)