青春18きっぷで乗れるグリーン車があるのを知っていますか?
通常、青春18きっぷでは、グリーン車だけでなく、特急や急行列車も乗れません。
特急や急行、グリーン車に乗車するときは、特急券、急行券、グリーン券のほかに乗車券が必要です。
ところが、青春18きっぷにグリーン券を追加で買うだけで乗れるグリーン車があります。
それは、普通列車・快速列車のグリーン車自由席です。
青春18きっぷで乗れるグリーン車というのと、普通・快速列車のグリーン車というのが気になったので、実際に青春18きっぷで快速列車のグリーン車に乗ってみました。
湘南新宿ライン快速のグリーン車は快適!
青春18きっぷで普通列車や快速列車のグリーン車に、一度乗ってみたいと思っていたので、湘南新宿ライン快速のグリーン車に乗ってみました。
乗車区間は、小田原から高崎まで(東海道線・湘南新宿ライン・高崎線)。
小田原駅の改札外にある券売機でグリーン券を買いました。
ホリデー券780円(当時は今より20円安かった)。
小田原駅での乗り継ぎ時間が十分余裕があったので、かなりゆったりした気分で改札の外に出てグリーン券を買うことができました。
小田原駅始発の列車だったので、自由席でしたが余裕で座れました。
乗車したのは2階席。
乗車後しばらくして、グリーンアテンダントと呼ばれる乗務員による検札がありました。
もし、車内でグリーン券を買うときは、グリーンアテンダントから買うことになります。
乗車時間は約3時間20分。
大阪から普通列車・快速列車を乗り継いで、小田原まで10時間ほど立ちっぱなしだったせいか、ものすごく快適でした。
青春18きっぷ+グリーン券で乗れるグリーン車
青春18きっぷ+グリーン券で乗れるグリーン車は、普通列車と快速列車のグリーン車自由席です。
グリーン車自由席を連結している普通列車・快速列車は、主に首都圏(JR東日本)を走っています。
東海道線、横須賀・総武快速線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線の普通・快速列車にグリーン車が連結されています。
時刻表で調べるか、インターネットの乗換案内で検索すると、グリーン車が連結されているかがわかります。
JR九州にも、佐伯(6:18)発~延岡(7:26)着の普通列車にグリーン車自由席があります。
JR四国の快速マリンライナー(岡山~高松)のグリーン車は指定席のため、青春18きっぷ+グリーン券で乗車できません。
普通列車・快速列車グリーン車の料金
グリーン券の料金は次の通りです。
事前料金 | 事前料金 | 車内料金 | 車内料金 | |
営業キロ | 平日 | ホリデー | 平日 | ホリデー |
50kmまで | 780円 | 580円 | 1,040円 | 840円 |
51km以上 | 1,000円 | 800円 | 1,260円 | 1,060円 |
料金は、目的地までの距離別(~50kmまでと51km以上)と曜日別(平日・土日祝)、車内購入か事前購入かによって分けられています。
車内料金は事前料金よりも260円高くなります。
モバイルSuicaで購入の場合(モバイルグリーン料金)は事前料金と同額です。
普通列車・快速列車グリーン券の買い方
普通列車・快速列車のグリーン券は、みどりの窓口、普通・快速列車のグリーン車停車駅の改札外にある券売機、ホーム等(改札内)にある券売機、普通・快速列車のグリーン車内で買うことができます。
列車内でもグリーン券を買えますが、駅の券売機で買うよりも割高になるので、やめたほうがよいです。
磁気グリーン券(紙のきっぷ)を買う
磁気グリーン券(紙のきっぷ)は、普通列車のグリーン車停車駅の改札口の外にある「Suicaマーク」のある券売機または主な駅の「みどりの窓口」で買えます。
ホームにある券売機はSuica専用で、SuicaやPASMO、KitacaやTOICAを持ってる人はホームの券売機で買えますが、ICOCAや他のICカード、現金では買えません。
Suicaを持っていない人は、みどりの窓口か改札外の券売機で買いましょう。
Suicaで買う
Suicaグリーン券は、Suicaエリア内のグリーン車停車駅にある券売機(改札外またはホームの券売機)でSuicaの入金(チャージ)残額から買えます。
これでSuicaに利用可能なグリーン券情報が記録されます。
モバイルSuicaで買う
モバイルSuicaで「Suicaグリーン券」を買うには、「モバイルSuicaアプリ」を使います。
普通列車・快速列車グリーン車の乗り方
湘南新宿ラインのグリーン車は、4号車と5号車。
グリーン車に乗車したら空いている席に座ります。
満席で、通路やデッキに立っている場合もグリーン券が必要です。
車内検札の方法が、「磁気グリーン券(紙のきっぷ)」と「Suicaグリーン券」で違います。
磁気グリーン券(紙のきっぷ)での検札
乗車後、しばらくするとグリーンアテンダントと呼ばれる乗務員が検札に来ます。
グリーンアテンダントにグリーン券を見せれば、検札は終わりです。
Suicaグリーン券での検札
座席の上方にある「グリーン券情報読み取り部」にSuicaまたはモバイルSuicaをタッチ。
すると、ランプが「赤(空席)」から「緑(着席)」に変わり、グリーンアテンダント(乗務員)の検札は省略されます。
Suicaグリーン券での検札は「グリーン車Suicaシステム」と呼ばれます。
さいごに
青春18きっぷで乗れるグリーン車があるというので、実際に乗ってみました。
東京へ行ったとき、普通列車や快速列車に連結されているグリーン車を見るたびに気になっていました。
実際に乗ってみたら、すごく快適でした。
2時間、3時間と長時間乗るのであれば、グリーン券を買ってでもグリーン車に乗ったほうがよいと思いました。