寝台特急「あけぼの」の個室B寝台ソロに乗車しました。
乗車したのは、2010年10月。
乗車前から「あけぼののソロは狭い」という情報を得ていました。
実際に乗ってみると、うわさ通りの狭さでした。
寝台特急「あけぼの」について
寝台特急「あけぼの」は、上野駅と青森駅を結ぶ寝台列車です。
経由路線は、東北本線・高崎線・上越線・信越本線・羽越本線・奥羽本線です。
寝台特急「あけぼの」は、2014年3月に廃止されました。
廃止直前の使用車両は、24系客車の8両編成(多客期は10両編成)+電源車。
寝台は、1人用個室A寝台(シングルデラックス)×1両、1人用個室B寝台(ソロ)×2両、開放式B寝台×3両(多客期は10両)、普通車座席指定席(ゴロンとシート)×2両(うち1両は女性専用)でした。
寝台特急「あけぼの」個室B寝台ソロについて
寝台特急「あけぼの」には個室B寝台ソロが2両連結されていました。
車両の中央に通路があり、通路の両側に個室の部屋があります。
1両に28室あり、1階と2階の部屋があります。
寝台は線路方向に並んでいます。
部屋の扉の鍵はテンキー式です。
寝台特急「あけぼの」個室B寝台ソロは、うわさ通り狭かった
寝台特急「あけぼの」の個室B寝台ソロは1階と2階があります。
私が乗車したのは2階の部屋でした。
部屋に入ってみて、噂通りの狭さでした。
しかし、個人的にさほど窮屈さを感じませんでした。
むしろ、サンライズのソロのほうが圧迫感がありました。
寝台は自分でセットします。
手順書があるので、手順書に従って寝台をセットします。
最初は、木の板とソファが折りたたまれています。
折りたたまれた木の板を広げて、その上に折りたたまれたソファを広げて寝台にします。
寝台をセットすると、床も扉も半分ほど隠れてしまいます。
寝台をセットしたあとに扉を開け閉めしたり、部屋を出入りするのは、かなり大変でした。
トイレに行くにも一苦労。
また、広げた板の上に体重をかけると、ミシミシと音がするのが気になりました。
さいごに
寝台特急「あけぼの」の個室B寝台ソロについてでした。
寝台列車がほとんど廃止になり、「あけぼの」も廃止されました。
ところが、秋田県の小坂鉄道レールパークに動態保存されており、個室寝台に宿泊することができます。
寝台特急「あけぼの」の個室B寝台ソロの狭さを体験したい方はぜひ。