東京駅の14・15番線は、現在、東海道新幹線の発着番線に使用されています。
東京駅の東海道新幹線ホーム16~19番線は直線なのに対して、14・15番線ホームは上野方が東北新幹線の23番線に沿ってカーブしています。
これは、東京駅14・15番線は、もともと東北新幹線のために計画された場所であることによります。
そこで、東京駅14・15番線のカーブの先の終端がどうなっているのか見に行きました。
東京駅14・15番線の終端はこうなっていた
東京駅14・15番線ホームから終端を見ます。
東京駅14・15番線ホームから14番線の終端を見ますが、この位置からでは見えません。
左隣は東北新幹線の23番線。
15番線の終端部を見ます。
終端の車止めが確認できます。
16番線ホームから15番線を見ます。
16番線と離れて15番線がカーブしている様子がわかります。
22・23番線ホームから14・15番線の終端を見ます。
東北新幹線の23番線に沿ってレールが敷かれています。
22・23番線ホームからのほうがよく見えます。
もしかしたら、14・15番線の車止めの先が東北新幹線の線路につながっていたかもしれません。
東京駅16~19番線の終端はこうなっている
東京駅の16~19番線は直線状に並んでいます。
終端は14・15番線とは離れています。
東京駅16番線の終端の車止めです。
東京駅17・18番線の終端の車止めです。
東京駅19番線の終端の車止めです。
当初の計画では、この16~19番線の4線が東海道新幹線の割り当てでした。
ところが、東海道新幹線開業後、乗客が増え、運転本数が増えたことから、16~19番線だけでは足りなくなり、線路・ホームを増やす必要がありました。
そこで東北新幹線用に確保されていた14・15番線を東海道新幹線に使用することになったのです。
東京駅20~23番線の終端はこうなっている
東京駅20・21番線ホームから20~23番線の終端を見ます。
東京駅20番線の終端と車止めです。
東京駅21~23番線の終端と車止めです。
このように東海道新幹線と東北新幹線の線路は東京駅で分断されています。
新幹線の線路は物理的につながっていません。
東海道新幹線と東北新幹線を直通運転する計画があったようです。
しかし、直通運転の計画はなくなりました。
東北新幹線が東京駅まで乗り入れたときは、国鉄が分割民営化されたあとでした。
JR東日本がJR東海に東海道新幹線と東北新幹線の直通運転を申し入れたもののJR東海が断ったとのことです。